東京商工リサーチによると、2015年の老人福祉・介護事業所の倒産件数は76件、
2016年は108件と多く、今後も増加する傾向にあると思われます。
介護保険に頼る収益と、ほぼ最低賃金に近い金額での時給と仕事内容から、
なかなか人材の確保は難しく、この事業は難しい分野の1つではないでしょうか。
また国の動向を把握する必要があるため、最低でも白書は必ず目を通した方が良いと思います。
※前職の上司含め、白書を知らない人が多くいますが、
自身の関わる分野の白書を読まないのはナンセンスと思います。
学校では
「利用者はお客様です。お客様に敬語を使うのは当然です。」と教えるところや、
「目上の方に、敬語を使うのは当然です。」
みたいな感じで教わりますが、現場では結構「ため」な方が多くいらっしゃいます。
あっ、私が働いているところが、そうではないですよ。
あくまでも、一般的に。
「同じ目線」や「垣根をなくす」なんて、最もらしい事で、
正当化することもできますが・・・
話しはほんの少し脱線しますが、
私は関西での8年近くに及ぶ営業のおかげで、「敬語」と「敬語ではない話し方」を、
多分上手に織り交ぜられると自負しております。
「相手に入り込む」ための人懐っこさ、とでも言いましょうか、
一人っ子特有の能力かもしれませんが、この能力のおかげで、
前職でも快挙を成し遂げられたのだと思っています。
話を元に戻しますと、
介護では「尊厳」、「人として人間らしく生きる」がベースにあります。
自分よりも数十も上の大先輩に「ため口」って、常識としておかしいよね?
ってなります。
「尊厳」なんかの前の話です。
一般常識としてどない?って思っちゃいます。
例え認知が酷かったとしても、人間の「脳」のポテンシャルの高さから考えれば、
全く理解していないとは言いがたいと思うんです。
認知の進んでいる方の「目」を観察していると、
あれ?今、目の輝きが変わったよね?あれあれ?って事が多くあります。
認知が進んでいようが、いまいが、それこそ人は平等なんです。
目上の方には敬語を使う。
これって、当たり前の事だと思うんです。
「敬語」じゃないと、あかんよね。
と思う、今日この頃です。