介護職の給料は安い。
普通の会社で働いて、給料を貰ったことがあれば、
この世界で生活するのが、なかなか大変である事がわかる。
私もいろいろとお金が必要なので、
最近は深夜帯に、工事現場でも働いていたりする。
私の家庭事情を知る人達は「まさか」と驚くが、泥水をすすって生きている。
さてこの介護業界の主たる収入源は「介護保険料」という管理されたお金です。
利用者数によって、語弊はありますが「天井」が決まっています。
一つの釜の飯を、5人で食べるのか、10人で食べるのか?
なんです・・・
この仕事を始めてから、人間の嫌なところや本質に近いところを見る機会が増えました。
個々の家庭事情があり、根深いところがあると思います。
利用者さんを送り迎えした時に、私への言葉は気にしませんが、
利用者さんに「行ってらっしゃい」、「お帰りなさい」が全くなかったりします。
朝のお迎えの時にカミパンツがびちょびちょで、ズボンまでびっしょり濡れていることもあります。
利用者さんによっては、前日私が交換したままと言うこともしばしば。
私が見るのは、好々爺の姿だけですから、元気な時に何かあったのかも知れません。
私は父方の祖母(血が繋がっていない)が母をいじめ、母が咽び泣く姿を見続け、
私に対しても酷い言葉を投げかけていたことから、どうしても許すことができず、
そんな祖母を母は死ぬ間際までお見舞いに行き、世話をしていました。
そんな祖母をお見舞いに言った時に倒れ、偶然にして何の因果か、
祖母が入院している病院に救急搬送された時に、祖母の病室も知りませんでしたが、
名字も同じなので、病室を知ることは容易く、私の顔もわからないほど認知は進んでいましたが、
「僕のことがわかるかな?」
「○○?(従兄弟の名前)」
「もう僕の顔もわからへんか?あわれやのう。お前はどれだけ人に迷惑をかけ、
恨みを買ってきたんだ?苦しんで死ね。地獄に堕ちろ。」
と、偶然やってきた看護師さんがたまたま聞いており、
かなり驚いた顔をしていました。
今でも私が放った言葉に後悔はなく、地獄に堕ちろと願っております。
もしかすると、そういう家庭事情があるのかも知れません。
が、そういった利用者さんのご家族が多いのも、事実であります。
人間模様です。
この内容はフィクションかもしれません・・・