福岡は記録的な大雨となり、バケツをひっくり返したような雨と雷でした。
水害にあわれた方々の、一刻も早い復旧を祈るばかりです。
最近、筋トレどないやのん?と思われている方もいるようですが、
それが地道に続けているんですよねw
営業病と言いますか、腰はどうも坐骨神経痛なりかけってのもあって、
高負荷をやめて、フォームをチェックしつつ低負荷でセット数を増やしたり、
ゆっくりとした動きに替えたりと工夫をしております。
が・・・
私、生まれながらに手首の骨が5mmほど長く、
腱鞘炎になりやすいようで、これまた大変。
でも、しっかりと続けております。
私・・・ほんまに人生って不思議だなぁと思うんです。
たまたまと言えばたまたまなんでしょうけれど、必然だったのかもしれません。
初めは愛媛県西条市と久万高原町の境界に位置する、西日本最高峰の「石鎚山」を登る予定だったのですが、天候と石鎚山の山開き前後になる事から、人の多さを考えて、開運ツアーと名付けて、奈良県吉野郡天川村に位置する大峯山(山上ヶ岳)に登ってきました。
当初天候は てんきとくらす では「A」判定が・・・だんだんと「C」判定に・・・前々日からずっと「C」判定。でもタイミング的にいけるのが決まっているので、決行!!
ヨサコイ君PickUp → 同級生先輩PickUp → 私の青春の地である奈良(中南和)を少し散策 → 大峯山(山上ヶ岳)登山口まで10時間前後w1人運転w
昔住んでいたコーポのようなワンルームが未だ残っていて、ウルウルきてしまいました。
ワンルームで同棲もしてたんですよ。さらにワンコも居たというw
雨なので無理をせず、表の行場コースを選択。
大峯大橋(清浄大橋) → 女人結界門 → 一本松茶屋 → お助け水 → 洞辻茶屋 → 鐘掛岩 → 西の覗岩 → 山上ヶ岳
この登山口が分かり難くて・・・行き止まりの山の中まで入っていきましたよ(泣)
詳しい住所は後ほど
時間30分仮眠を取ってスタート。
ちなみに
・石仏山(石川県)
・大峯山(奈良県)
・舟木石神座(兵庫県)
・沖ノ島(福岡県)
が、現在も女人禁制地となっている。
確かに女人禁制門をくぐると気が引き締まる感じがします。
スタートして直ぐにパラパラと雨・・・
「雨具着ます?」と尋ねると・・・友人2人は傘さしてるし・・・
なんやねん!!!!
「役行者慈悲乃助水」場(通称:お助け水)の「役行者」さんの象が盗まれており、さらには祠の屋根に引っかいて落書き。
ほんまに、こういうクズは、登るな!
ちなみに・・・
役行者(えんノぎょうじゃ)さんは、
姓は役公(えだちノきみ)
名を小角(おづぬ)
で、役小角と書かれている事もあります。
出身は奈良県の御所(ごせ)です。
神変大菩薩(じんべんだいぼさつ)と言う諡号(しごう)が贈られるわけですが、
朝日新聞のコトバンクには「しんぺん」と書かれております・・・
恥ずかしい・・・「ジンベン」ですから。
※ネットの情報を鵜呑みにするな、の典型ですな。
流石に天候が悪いので、登山者は皆無と思っていたら、行きは吉野山から来たであろう行者さんと、山頂で行者さん、下山時に荷物を宿坊に届けている方?、4人組の年配のパーティにお会いしました。
旧道?と新道?の分かれ道です。
私のように「腸脛靭帯」を痛めている人には「旧道」が良いと思います。
「鐘掛岩」は途中まで登ったのですが「滑る」・・・
かなり心の葛藤があったのですが、引き返すのも勇気(修行)と思い、
なくなく断念しました(下りる方が恐かったかも)。
「西の覗き」は「大崩山」の方が間違いなく恐いw
でも、これの怖さは人に身を委ねきると言う所にあるのだと、何となく思いました。
偶然と言えば、偶然。
必然だったと考えれば、必然だったのかもと。
山頂の『大峯山寺(おおみねさんじ)』手前に宿坊が5つあり、偶然入った宿坊は「真言宗 醍醐派」。
私の親戚のお寺も「真言宗 醍醐派」、そして翌日に祈祷のお願いをしている方も偶然に「真言宗 醍醐派」。おまけに親戚のお寺さんのお父様と、この方の師匠は仲良し・・・このお坊様を知るきっかけになったのは、介護の資格を取りに言った時に知り合った方に偶然教えて頂き、友人が癌にならなければ、お坊さんとも出会わなかったわけで・・・さらには同級生先輩とヨサコイ君が行かなかったら、ここにも来ていなかった・・・縁とは本当に不思議です。
この大峯山を管理しているのも「真言宗 醍醐派」。
さらに『大峯山寺』は「金剛蔵王大権現」を祀っており、なんと「石鎚山」は「石鎚蔵王権現」を祀っているというよりも、石鎚山自体が御神体。なんか因果を感じる旅になってきました。
※石鎚山は道中で9月に行く事に決定していた。
ちなみに私は大峯山が真言宗醍醐派と繋がっていることも、全く知らず。
私が奈良で生活をしていなかったら、大峯山にも行っていないと思います。
ちなみに・・・私は多神教で自分に都合の良いことしか信じないのですが、もの凄く信心深いです。道中も役行者さん、お不動さんには手を合わせ、ずっと私の守り本尊である「虚空蔵菩薩」の真言を唱え続ける・・・
※蔵王権現とお不動さんと神変大菩薩の山やろ!って突っ込みは無しでw修験の山というくくりでw
ちなみに蔵王大権現の「権現」とは、
仮のお姿で現れるという意味で過去世をお救い下さる釈迦如来、 現世をお救い下さる千手観音菩薩、未来世をお救い下さる弥勒菩薩がひとつになり民衆を救うために現れたお姿。
だそうです。
(福聚山 慈眼寺HPより)
大峯山寺から頂上のお花畑へ
雨脚は標高が高くなるにつれ激しくなり、頂上では風は強く、顔に当たる雨は痛く、正面を向けない状態(泣)
しかし不思議な事に、「金剛蔵王大権現」の磐座 ( いわくら )(敢えて写真は撮らずというか、撮っちゃいけない気がして)では、不思議と風雨が和らぎ、合掌。
帰りには雨脚も弱まり、無事に下山。
(途中、大峯山寺へお礼を言い忘れた事に途中で気が付き、友人を残してダッシュで駆け上がり一言お礼。)
道具の考察ですが、
Teton Bros.のBreath Pantが秀逸!
かなりの豪雨のなか、全く蒸れずにサラサラ!!
雨が入ったのもあるのですが、
OMMのKamleika Race JacketⅡはなかなか乾かない。
Teton Bros.恐るべしです。
今回初投入のBaseLayerとして着たMilletのDRYNAMICTM MESH、
確かに中は快適なんですが、石油臭さがとれない。これにはまいった。
意外だったのが、掌がゴムのワーキングGlobe(1,000円前後)。
濡れた鎖でも滑らなくて、かなり良かったです!
下山して「泥川温泉センター」で入浴し、つり橋へ。。。次回へ続く。
最後に
1999年に千日回峰行を成した塩沼亮潤大阿闍梨という方がいらっしゃいます。
1300年の間に2人しか為し得ていないそうです。
大峯山の頂上にある大峯山上本堂までの 往復48キロの山道を1000日間、1日も休まず歩き続けるという行で、ルートも普通とは違う危険なルートだそうです。この千日回峰行を成した後にさらに四無行(断食、断水、不眠、不臥を9日間続ける)も満行(この2つがセットのようです)。
もしも途中で止める場合は短刀で腹を掻き切るか、紐で首をくくり、命を絶たなければならないそうで、常に短刀と「死出紐」という紐を携帯しているそうです。
この方のお寺は福聚山 慈眼寺
TEDでお話しになっています。
涙が溢れる慈愛に満ちた声でお話しになっています。
お寺のHPに
朝起きて、
今日も一日よろしくお願いします。
と手を合わせ、
いいことをして、悪いことをしない。
そして、夜、何事もなく、
無事に終わったならば、
神さん、仏さんにありがとうございました、
と感謝すること。
これが立派な信仰だと思うのです。人生が行であり日々が行とするならば、
行に終わりなし
すべての出会いに感謝しながら、
一息一息を大切に、この命つきるまで・・・・
★☆★ 装備品 ★☆★
BackPack:Phantom 25CL(OMM)
Stick:トレランポール13.6Pro(SHINANO)
Shoes:ローンピーク3.0-M(ALTRA)
Cap:MOUTAINRUNNING MODEL(Sky High Mountain Works)
BaseLayer:DRYNAMICTM MESH(Millet)
MidLayer:Cormac Crew SS(Arc’teryx)
Outer:Sonic Jacket(OMM)
:Kamleika Race JacketⅡ(OMM)
:Breath Pant(Teton Bros)
Pants:Scrambling Short(Teton Bros)
Underwear:DRYNAMICTM MESH(Millet)
Socks:MINI-CREW(Injinji)
Sunglasses:none
Globe:掌がゴムのワーキングGlobe(1,000円前後)
Water:ペットボトル
※昼食 カップラーメン分含む
※合計:約3.0L
Stove:BLAST BURNER(FREELIGHT)
※燃料はアルコール60cc持参
Other:今治タオルマフラー
腹巻き(材質:絹)
エマージェンシーキット(もとみちChoice)
行動食(アミノ酸系×2・ブドウ糖含む)