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介 老いへの恐怖

認知症は脳の構造に起因するため、なる人はなるし、
ならない人はなりません。

で、認知症の進行が進む原因として、
「環境の変化」があります。

長期入院した途端、認知症が一気に進んだりします。

例えば、
家→デイサービスA→家
が普通の流れですが、ご家族の意向等々で、
色々なデイサービスを利用したり、
コロコロとデイサービス先を変えると、
認知症は進行していきます。

異なる環境への自己防衛なのかもしれません。

私が働かせていただいている施設は、看取りまで行います。

まだ私は看取りをしたことはありませんが、
命の灯火が残り少ない方のお世話はさせていただいております。

お世話をさせて頂きながら、色々なことを考えます。
特に自分自身が将来老いた時の恐怖。が、一番多いかもしれません。

死への恐怖はさほどございませんが、
「老い」ることへの恐怖が、この仕事を始めてから
強く感じるようになりました。

不老不死を求めた先人達は、
「死」ではなく「老い」への怖さがあったからこそ、
不老不死の妙薬を求めたのでは?
と、最近そんなふううに思っています。

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