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介 帰りたい

Nursing

総務省は2015年に80歳以上の高齢者の人口が
1千万人を超えたと発表しています。

WHOは総人口に占める65歳以上が占める割合が
7%超え:高齢化社会
14%超え:高齢社会
21%超え:超高齢化社会
と定義しており、日本は「超高齢化社会」です。

本日の登場人物はAさん。
このAさん、いつもおうちに帰ろうといてしまう方です。

Aさん:女は私しかおらんから、帰らんといかんと。

私:Aさん、今日はお泊りですよ♪
もう少しで夜ご飯ですから、一緒に食べましょうよ♪

Aさん:夜ご飯までよばれるわけにはいかんと。
息子も帰ってくるから。

私:そんな苦虫潰した顔しないでくださいよ(泣)

Aさん:(笑顔になる)

私:そう言えば昨日一緒にカルタしたじゃないですか?

Aさん:そうやった?

私:一緒にしましたよ♪
そのカルタに書いてたでしょ、
「老いては?」

Aさん:「子に従え」(笑って吹き出す)

私:ほら!
僕の言うことを聞いてください♪

色んな事情があるので、預けることを否定しません。

利用者さんは、どんなにそこで楽しいことがあっても皆「帰りたい」んだなって、しみじみと思うんです。
とても切なくなります。
認知がすすんでいても、同じです。

ただ・・・しっかりした人はそれを「受け入れている」ので、余計に切ない気持ちになってしまいます。

※この記事はフィクションを雑えています。
 悪しからず。

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