1両目から救出の女性死亡 脱線事故の死者107人に
JR史上最悪の被害を出した兵庫県尼崎市の福知山線脱線事故から、1日で1週間。快速電車が制限時速を超えてカーブに進入したことによる「転倒脱線」との見方が強まり、尼崎東署捜査本部は業務上過失致死傷容疑での刑事責任追及に向け、JR西日本の安全管理に不備がなかったかどうか捜査を進めている。26日に救出され、入院していた同県西宮市の女性(46)が30日に死亡し、死者は107人となった。重軽傷は460人。1両目で約30人、2両目で約70人が死亡、大半が圧死だったことが県警の調べで新たに分かった。調べによると、事故は25日午前9時20分ごろ、伊丹駅から尼崎駅へ向かう途中の半径300メートルの右カーブで起きた。7両編成のうち先頭から5両目までが脱線。1両目は線路脇のマンション1階に突っ込み、2両目はマンションの壁に激突し、ともに大破した。電車は死亡した高見隆二郎運転士(23)が停止位置をオーバーランするなどして、伊丹駅を定時より1分半遅れて発車。制限時速70キロのカーブに100キロを超える速度で進入したことが5両目に設置された「モニター制御装置」で確認された。高見運転士は過去にオーバーランなどで3回処分を受け、松下正俊車掌(42)が調べに「オーバーランがなかったことにしてほしいと頼まれた」と供述したことから、捜査本部は処分を恐れた高見運転士が遅れを取り戻そうとして高速でカーブに進入したとみている。同社運転士らの話によると、通勤・通学時間帯の福知山線は過密ダイヤで遅れが発生しやすい。現場のカーブまでは制限時速120キロで、通常は伊丹駅を出ると、120キロぎりぎりで走行し、カーブ近くで減速する。また同社は年5回、日常的に定時運行できないケースが多い電車を対象に1秒単位で遅れなどを報告させ、高見運転士も4月11日に対象電車に乗務していた。ミスをした乗務員には反省文を書かせるなど「日勤教育」を課し、高見運転士も受けたが「教育というよりペナルティー」と指摘されている。捜査本部は今後、こうした過密ダイヤや運行管理、乗務員教育などに問題がなかったか調べる。(2005年4月30日)産経新聞社
JR西日本の対応は如何なもんでしょうかね?
社長を含めて、出てくる人間全てに軽薄さしか感じられないのは小生だけでしょうか?
きっと彼らは「おいおい、どうすんだよーこんな事になってしまって、定年まであと何年もあるよ、退職金とか出るのか?それよりも、逮捕なんて事になったらどうしよう」くらいにしか、考えてないでしょうね。
嘘ばかりの人間、そして非常識な人間の巣窟、どういう組織なんでしょうか?
現場から逃げた人間を養護するためにJR西日本の労組も出てきましたが、ボウリングして酒盛りしていた人達に関してはどのように養護するのでしょうか?倫理というのはいつの時代も普遍な物であると小生は考えております。その倫理観がない人達・・・畜生にも劣るとは、まさにこのような人達ではないでしょうか?きっとJR西日本内には他人事のように他のことをしていた人間が大勢いたはずです、彼らが救出に加わっていれば多少なりとも犠牲者を減らすことができたのではないでしょうか?JR西日本が人を殺したのです。
さらに、マンションの住民に対する賠償に関しても、100%JR西日本に責任があるのですから、マンションの買い上げは当然のことです。きっと事故によって廃車となった車に関しては、その時点での価値から賠償額を算出されるはずですから住民の負担は想像以上に大きいはずです。さらに、住んでいる子供達があの大惨事を目にしていればPTSD(心的外傷後ストレス障害)になっている可能性も否定できません。なぜJR西日本は「住民の皆様の意向に従い、買い取りをさせていただこうと考えております。ただ買い取る金額に関しては住民の皆様と話し合い決めさせていただきたく思います。」と言えないのか?マンションを買い取り、慰霊塔を建てるのが普通でしょう。やはり気違い体質の会社ではそのような考えには至らないのか・・・
まぁ、ああいう人間に育てられた子供は同じ事を繰り返しますな、教育は受け継がれるのです!
最後に、今回の事故で車両を運転していた運転手はJR西日本から「犯人」に仕立て上げられようとしております。マスコミ連中もCMを流してくれるお客様だから・・・という思いを捨て、JR西日本の悪事を暴いて欲しい。会社に理不尽な要求を突きつけられ、職務を全うし命を落とした若き命を救うためにも・・・
そういえば・・・4月26日の夜に放送されたニュース番組で、キャスターが「悲しみの路線、福知山線」なんぞ言っておりましたが、発した本人は「うまいこというなぁ」と悦に浸ったのでしょうが、小生はあまりにも不謹慎な発言であると感じました・・・配慮もできないような人間にニュースなんか読ますなよ!