十一日午前八時ごろ、千葉・房総半島の富山町沖約一・五キロの東京湾で、定置網にクジラが掛かって死んでいるのを漁協の組合員が見つけた。漁協によると体長七・九メートルのコククジラで、四月下旬から東京湾に迷い込んだクジラとみられるという。午前八時ごろ、魚を引き揚げに行った組合員が、網の中で沈んだ状態のクジラを見つけた。クジラは船で近くの小浦漁港にえい航され、引き揚げられた。水産庁や日本鯨類研究所などが処理方法を検討する。水産庁は鯨類座礁対処マニュアルに基づき、同研究所などの専門家を派遣。コククジラは珍しいため、DNA採取や骨格標本にすることも検討するという。(2005年5月11日)デイリースポーツ
死んじゃいましたね、ここで袖ヶ浦市長のコメントを・・・
袖ケ浦市長コメント
広い東京湾の中で、なぜか、袖ケ浦市沖に何日もその愛らしい姿を見せてくれ、市民をはじめ、多くの人々に明るい話題を提供してくれました。できれば、ここで体力を蓄え、太平洋に無事還ってくれることを願っていましたので、大変残念です。今後は、せめてもの感謝の気持ちとして、中袖岸壁の市有地に献花台を用意し、花を手向けたいと思います。 (袖ケ浦市長 小泉 義弥)
千葉県袖ヶ浦市役所HPより
「体力を蓄え、太平洋に無事還ってくれることを願っていた」と一見素晴らしいことをおっしゃっているように見えますが、本当に「体力を蓄え、太平洋に無事還ってくれることを願っていた」のであれば、何かアクションを起こすべきだったのではないですかね?定置網に引っかかって死んだんですから・・・
おまけに、「中袖岸壁の市有地に献花台を用意し、花を手向けたいと思います。」って、税金の無駄遣いではないでしょうか?市民はそのような物を望んでいるのですかね??生ある物はいずれ天に還るのです。献花台をつくり、落成式を行い、市長が出向き、献花する費用があるのなら、コククジラが生きていたときにコククジラを生かすために使うべきだったのではないですかね。
今からマスコミ各社の反応が楽しみですね、朝日に限らず、彼らが空撮しながらコククジラを追い込んだことも、コククジラが死んだ原因の一つに他ならない。
絶滅危惧種であるコククジラを殺してしまったことに対して外圧があることをのぞむ。
情けないことであるが、日本は外圧がなければ何もしない国なのだから・・・